「近況報告2008年」

6μSv/h:我が子を避難させる放射線量

Posted by Ecolonomy at April 1, 2011 12:44 AM

うちには2歳の子供がいます。
福島原発事故の状況が悪化し、「いざ!」という時には避難させなければなりません。でも、一体、どの程度悪化すれば、避難させるべきなのでしょう?

この「いざ!」は事前に決めておかないとなかなか守れないものです。株式投資の時、自分なりに鉄の掟を予め定めておかないと、ダラダラと損失を膨らませてしまいがちですよね。

うちは共働き。妻が専業主婦ならば、子供とセットでとっくに疎開させているのですが、共働きだとなかなかそうもいきません。2歳の子供だけを実家九州に避難させることは困難です。場当たり的だと、避難判断をつい躊躇してしまいそうです。

そこで事前に、「鉄の掟:我が子を避難させる放射線量」を決めました。私は、自分の住んでいる地域の放射線量が「6マイクロシーベルト/h」に達したら子供を避難させます。

6マイクロシーベルト/hだと、年間52.56ミリシーベルト。放射線業務従事者がが1年間にさらされてよい放射線の限度が50ミリシーベルトなので、「避難が遅い」と思われるかもしれませんが、人口10万人あたり262.8人が癌になる程度(直線しきい値無し仮説から算出)の放射線量です。また、ほぼ屋内にいて空気清浄機も回しているので、地域の放射線量が6マイクロシーベルト/hぐらいまでは、リスクテイクします。

なお、私と妻は自宅周辺が「20マイクロシーベルト/h」に達したら避難します。チェルノブイリに関する文献によれば、風向き・降雨状況などによって500km先でもアボーンとなっているので、事故の行方と風向き次第では、二百キロちょいしか離れていない我が家もアボーンなのでしょう。事故が終息するまで、放射能を帯びた塵達が風によって北東方向の太平洋側に運ばれ続けることを祈ります。


ところで、今回の原発事故。「健康に影響のないレベルで問題ない」などと連日報道されていましたが、私にはその根拠がわかりません。

福島市は一時20マイクロシーベルト/hに達し、私はもうダメポと思いました。この値だと1年あたりの被爆量は175.2ミリシーベルトとなり、10万人当たりの876人程度の癌発症が推定されます。20マイクロシーベルト/hが測定されていたにもかかわらず、どの報道も似たり寄ったり「健康に影響のないレベル」と放送していた根拠は一体何だったのでしょう?

ただ、この手の話は株世界では日常茶飯事ですよね。どこがやねん!というような企業が優良とか健全とか言われていたりしますからね。

「健康に影響ないレベル」とか「財務体質に全く問題なし」などという風評に惑わされることなく、自分の手で計算し、自分の頭でリスクを認識・判断したいものです。


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