有価証券明細表を読む@
Posted by Ecolonomy at July 25, 2004 06:17 PM
財務諸表(決算書)の貸借対照表には「有価証券」「投資有価証券」との記載があります。しかし、企業がどういった銘柄を保有しているのかは不明です。そこで役に立つのが有価証券明細表です。有価証券明細表を読めば、企業の保有銘柄と貸借対照表での計上額が明らかになります。
おわり。
・・・と書くとあまりにあっけないので、具体例を挙げてワタクシの読み方を具体的に紹介します。丁度、有価証券明細表が気になる会社がありますので。。。
今、ワタクシの中で一番熱い会社は群栄化学工業です。PBRが1を大きく下回っているのに、先日発表された1Qの結果が予想以上に良かったからです。ストックオプションの大盤振る舞いもしてませんし、株主資本比率もシッカリしていますし、どこかの子会社でもありません。しかし、この会社、気になる点もいくつかあります。その中の一つが貸借対照表の「投資有価証券」の欄です。
群栄化学工業は2004年3月期の売上高が約180億程の企業なのですが、投資有価証券は約117億円もありました。それが、今期1Qには130億に膨れ、わずか3ヶ月間で約15億円分も増えています。事業内容の説明では、
@樹脂事業
A糖質事業
Bその他事業
となっていますが、
@有価証券投資事業
A樹脂事業
B糖質事業
Cその他事業
という具合に事業内容の説明を改めた方が良さそうなくらい!一体全体、どんな有価証券にそんなに多額の投資をしているのでしょう?
しかも以前、この会社はプリンストン債で嵌められて100億を超える大損をしてましたよね?こうなるとますますその投資先が気になりますが、大丈夫なのでしょうか?
そんな時に役に立つのが、有価証券明細表です。企業が保有する有価証券や投資有価証券(1年以上保有予定の株券や満期が1年以上先の債権など)の銘柄と貸借対照表上での計上額が一覧表形式で掲載されています。以下が有価証券報告書から抜粋した明細表の内容です。
こうして見ると、群栄は比較的安全性の高い(と言われる)社債等を中心に幅広く運用をしており、再度性懲りも無く一気に大損する可能性は低そうに思えます。めでたしめでたし・・・と、ここまでが普通の一般的な見方だと思います。
しかし!
ワタクシの見方は全然違います!
それはなぜでしょう?
と、長くなったので、その説明はまた明日。
時間がありましたら、皆さんもしばしこの明細表を吟味してみてください。
明日にづつく・・・・