真の企業価値を考える
Posted by Ecolonomy at February 16, 2004 01:07 PM
「企業価値」とか「企業の実体価値」とか呼ばれますが、企業価値を考える事は投資の基本です。これは何もドシロウトであるワタクシの個人的主張とは思いません。企業価値と時価総額を比べて株を売買する事は合理的ですし、「真の企業価値」をより正確に把握する事のできる人々が大投資家として現実に大金持ちになりました(マネーマスターズ列伝 参照)。
時価総額の方は誰にでも簡単にわかるのですが、真の企業価値はそうもいきません。「会社にいくらの価値があるのか?」という事を把握するためには、様々な事柄を知る必要があるからです。例えば・・・
- 会社の保有する資産を把握する
- 製品やサービスや技術を把握する
- 会社の属する業界を把握する
- 市場規模を把握する
- ブランドイメージを把握する
- 社員の質を把握する
- 経営者の質を把握する
・・・などなど他にも色々考えられると思いますが。
真の企業価値を把握する事は大変ですし、かくいう元祖アホルダーのワタクシ自身もまだまだ全然自信を持ってできません。アホルダー永遠の課題と言ってもいいでしょう。しかし需給を予測する事に重点を置くテクニカルな投資手法にせよ、オリジナルの投資手法を将来貴方が編み出すにせよ、真の企業価値を把握する事は大切な事であり続けるでしょう。真の企業価値を見極める事は大変ですが、千里の道も一歩から。このサイトで真の企業価値を見極めるための具体的方法を試行錯誤していきましょう。
−−−−元祖アホルダーのまとめ−−−−
- 真の企業価値を把握する事は大切。
- 真の企業価値を把握する事は大変。
例えばカネボウの負債は630億と大きな数字であると思われ、今朝の朝日新聞では株価が前日よりも下がっていると評価されているのですが、yahooでは前日比が+になっています。もしカネボウの株を持っているとしたらどの様なところをどう評価してどの様な動きをすればよいのでしょうか?
>もしカネボウの株を持っているとしたらどの様なところをどう評価してどの様な動きをすればよいのでしょうか?
潰れてもおかしくない会社の場合、潰れないめどが立った時点で株価が上昇することがよくあります。紙屑同然の危機から開放されるわけですからね。仮に産業再生機構の支援が得られるとすれば再生の芽もでるわけなので、期待が集まり株に対する需要が増えるわけです。僕はこういう株は買いませんが。
このように倒産の危機にあえぐ会社を専門に投資対象とする手法もあり、「ボロ株投資」などと呼ばれます。有名どころではジョン・テンプルトンがあげられます。上場している株式のうち1ドル以下のものを全部買って平均4年間保有するという方法で彼は大きな成功を収めました。僕はこういう株は買いませんが。
ちなみにこういう会社の場合でも真の企業価値を考え、時価総額と比較する事は重要です。今のカネボウを580億円払って買いたいと僕の場合は思いません。売上げ・利益・借金・製品などなどを考えても僕にはとても高い買い物に思えます。
あとそれと、実戦では一切役に立ちませんが、よくバーチャル株式投資の大会などがあるのですが、そういう場では株価10円とか数円とかの極端に安い銘柄を買うと優勝かビリになりがちです。1円の動きで10%とか上下するわけですからね。実際に大金をかけてはなかなかこうは出来ませんが。