値上がりする株の特徴を考える
Posted by Ecolonomy at February 15, 2004 11:24 PM
株価は需給で決まり、需給は様々な要素で決まります。高値でも株を買う人がいると株価はドンドン上がりますが、株を買う理由は人それぞれというわけです。
それでは、どういった要素を持つ株が大きく値上がりしやすいのでしょう?
まず思い出してもらいたい事は「株とは会社の一部」だという事です。株を100%買うことは会社丸ごとを買う事ですが、この「株を100%買うといくら?」を計算する事は簡単で、「株価」に「発行済株式数」を掛けるだけ。これを時価総額といいます。ある会社の時価総額とは、その会社の値段を表すわけです(潜在株がある場合は調整した方がいいのですが、これはまた後ほど)。
この「会社の値段」が「真の企業価値」と等しいとは限りません。会社の値段はあくまでも需給によって決まったに過ぎず、過大評価される事もあれば過小評価される事もあります。そしてこの会社の値段、すなわち「時価総額」と「真の企業価値」との間に大きな差がある会社ほど、株価は大きく変動すると思われます。真の企業価値が時価総額よりも遥かに高い企業は、値上がりしやすいというわけですね。
例えば、以下のような会社を考えてみましょう。
年に20億円の純利益をあげ、負債や問題も特に無く、時価50億円の純資産を持つ会社。しかも今後も同様に利益をあげ続け、資産価値の下落もないものとする。
上記のような会社が100億円で丸ごと買えるとすれば、お金持ちの人ならば誰でも欲しいと思うでしょう。ワタクシも喉から手が出るほど欲しいです。100億無いので一部分しか買えませんが。しかし、もっと高値で買ってもアッという間に元を取りそうなので、この会社の株価や時価総額は今後ロケットのように上昇すると思われます。一方、同じ会社が1,000億円とすれば買い手は減るでしょうし、5,000億円ならばアホルダー以外に買い手はいなくなるでしょうね。
真の企業価値が時価総額よりも遥かに高い企業は値上がりしやすいとわかりましたか?
今回の例では、「今後も同様に利益をあげ続け、資産価値の下落もないものとする」などという現実世界には無い条件を加えたために、5年後10年後にはいくら稼ぐなどと企業価値を計算する事が容易でした。しかし現実にはそうはいきません。したがって多くの投資家が「真の企業価値」を考え、「需給によって決まった会社の値段」と比較する事に日々しのぎを削っているわけです。
−−−−元祖アホルダーのまとめ−−−−
アホルダーはまず以下の基本をおさえるように。
- 会社の時価総額とは会社の値段である。
- 「会社の値段」が「真の企業価値」と等しいとは限らない。
- 真の企業価値が時価総額よりも遥かに高い企業の株は値上がりしやすい。